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学童期

飲み薬じゃない!どうやって子どもに使ったらいいの!?

錠剤や、カプセル、粉薬といったお口から飲むお薬のことを「内用薬」、それ以外の軟膏や、目薬や、点鼻薬といったお薬のことを「外用薬」といいます。前回、「内用薬」の飲ませ方についてお話しました。今回はそれ以外のお薬の使い方について解説していきます!

子どもがお薬飲みません…お薬の飲ませ方! 赤ちゃんや子どもにお薬を飲ませるのってとても大変ですよね。今日はそんなパパ・ママに向けて、お薬を飲ませる工夫についてお伝えしようと思い...

目薬の差し方

子どもに多い、結膜炎や涙のう炎。小児科や眼科では目薬がよく処方されますね。目薬は子どもが嫌がるお薬の一つです。

乳幼児への対処法

仰向けにごろーんと寝かせましょう。そしてパパ・ママの股の間に頭を挟んで固定します。目は開けなくても大丈夫です。閉じた状態でいいので、目尻付近に1滴置いてくる感じで滴下しましょう。まばたきすれば目の全体に広がります。

年長児への対処法

まず、座ってもらいます。そして頭を少し後ろにのけぞらしてもらいましょう。パパ・ママの手で下まぶたをひっぱりながら、上を見てもらい、下まぶたの上に1滴垂らします。このやり方で難しいようであれば、乳幼児と同じようにごろーんとしてもらう点眼方法でやりましょう!

点眼薬は1回に1滴で十分です。2種類以上の点眼薬を使うときは、5分くらい間隔をあけ、より重要な方を後に差しましょう!

点鼻薬の入れ方

花粉症などのアレルギー性鼻炎の際、小児科や耳鼻科で処方されることが多いのが点鼻薬です。
子どもの頭を後ろに傾けて、口で呼吸させながら1滴滴下、もしくはシュッとスプレーします。目薬とちがって外す心配があまりないので、乳幼児の場合はちょっと押さえつけて滴下/スプレーすることは難しくないでしょう。

吸入薬の吸い方

気管支喘息の吸入療法に用いることが多いです。吸入薬はたくさん種類があり、それぞれ吸い方が異なります。

吸入器(ネブライザー)の吸い方

「ネブライザー」は、薬液を霧状にして気管支や肺に送ってくれる機械です。薬液が霧状になるため、呼吸と一緒にお薬を気管や肺、鼻の奥へ送り込むことができます。

マスクタイプの場合

吸った霧がマスクから漏れてしまうと効果が半減してしまうため、ネブライザーのスイッチを入れ、薬が噴射されているのを確認したら、マスクをしっかりと顔に密着させます。密着させることに意識が向きすぎてマスクを強く押し付けすぎないようにしましょう。また、慣れないうちはお子さんが泣いてしまうこともあります。泣き出してしまうとマスクを密着させたり、薬を吸わせることが困難になりますので、ゆっくりと安静な呼吸が出来る状態で吸ってもらいましょう。
吸入後はタオルなどで顔を洗い、うがいして口を洗って、お薬が残らないようにしましょう!

マウスピースタイプの場合

ネブライザーのスイッチを入れ、薬が噴射されているのを確認したらマウスピースをくわえます。マウスピースと口の左右に隙間ができていないか気をつけましょう。また、マウスピースは下に向けず、平行に持ちましょう。しっかり正しくくわえたら、口呼吸でゆっくり吸いましょう。鼻呼吸はしないように注意!吸入中は唾液が逆流しないように、唾液が貯まるようでしたらたまにマウスピースを外してティッシュに出しましょう。吸い終わったらうがいして口を洗って、お薬が残らないようにしましょう!

エアゾール(pMDI)タイプの吸い方

pMDIとは、ガスの圧力で薬を噴射する吸入器のことです。吸入器をよく振ってキャップを外し、スペーサーを取り付けます。吸入器、スペーサー、マスク(またはマウスピース)がきちんとセットされているのを確認し、ボンベの底を1回押します。ここまではマスクでもマウスピースでも同じです。

マスクタイプの場合

マスクを口に当て、ゆっくりと息を吸い込みます。5回くらい息を吸って吐いてして、スペーサーの中の薬を吸い込みましょう。吸入器と同じようにマスクが顔に密着させつつ、強く押し付けすぎないようにしましょう。5回吸ったあと、息を吐き出します。最後はうがいをして口の中を洗って終わりです。

マウスピースタイプの場合

マウスピースをくわえ、マウスピースと口の左右に隙間ができていないかを気をつけます。歯を立てて噛まないようにしましょう。正しくマウスピースをくわえられたら、一度にゆっくりと息を吸い込みます。そして吸入器から口を離し、息を止めて3つ数えます。最後はうがいをして口の中を洗って終わりです。分かりやすい動画もあるのでご参考にしてください。

©独立行政法人環境再生保全機構

DPIの吸い方

DPIとは、粉末状の薬を吸い込ませるための吸入器です。

ディスカスの吸い方

吸入器を平らに持ちます。親指をグリップに当て、カチッと音がするところまで回します。今度はレバーをかちっと音がするところまで回します。横を向いて息を吐ききってから、マウスピースをくわえて息を吸い込みます。息はぐーーーーっと吸い込みましょう!甘い味や粉感を感じられたら成功です。成功したら、吸入器から口を離し、口を閉じて息を止めて3つ数えます。3つ数えたらゆっくり息を吐きましょう。終わったらカバーをカチッと音がするまで回して閉じ、うがいして口の中を洗います。

©独立行政法人環境再生保全機構

タービュヘイラーの吸い方

吸入器を立てに持ちます。回転グリップをカチッと音がするまで反時計回りに回します。横を向いて息を吐ききってから、吸入器をくわえて息を吸い込みます。息はぐーーーーっと吸い込みましょう!吸入器から口を離し、口を閉じて息を止めて3つ数えます。3つ数えたらゆっくり息を吐きましょう。終わったらうがいして口の中を洗います。

©独立行政法人環境再生保全機構

軟膏の塗り方

軟膏もよく処方されるお薬ですね。特にステロイドなど、効果が強い薬は塗り方がありますのでしっかり確認しましょう。

軟膏を塗るときは、人差し指の第一関節までにゅっと出しましょう。それを両手に広げましょう。両手にたっぷりついたら、その手でお子さんの患部に塗るのです。
この軟膏の量をフィンガーチップユニット、といいます。パパ・ママの手の大きさで若干の差はありますが、0.5gくらいになります。患部の広さによって、処方してくれた医師がフィンガーチップユニット半量なのか、2回分なのかを教えてくれるでしょう。

さていかがでしたでしょうか。飲み薬以外にもたくさんの種類のお薬がありましたね。使い方に戸惑うお薬も合ったと思います。簡単なように見えて、案外難しいものもあったでしょう。そんなお薬にであったパパ・ママのお助けになれば幸いです!